note63

事情

引っ越した

先日、就職にあたって東京へと引っ越した。 一応部屋探しを開始したタイミングから考えれば約6ヶ月を引越しに用したことになる。 思い返してみると、ごちゃごちゃ大変だったので、次回の引越しに向けてメモを残しておく。

部屋探しから契約までの流れ

1. 住みたい地域を決める

「職場徒歩5分圏内以外はありえない」などといった強い希望がない限りは複数地域の選択肢があるはずである。 各地域の家賃の相場や、特性を調べてどこに引っ越すのかを決めることになる。

個人的には...というか当然だと思うが引っ越し先の地域を先に決められると探すのが楽になる。 地域の評価項目は多岐に渡る。 例えば以下の様な項目である。

  • 最寄り駅の路線
  • 職場までの通勤時間
  • 物価
  • 周辺施設
  • 犯罪発生率
  • 防災危険度
  • 病院の数
  • etc...

いちいち全部調べるのは面倒だが、重要な項目である。 各項目を調査するのには、以下のサービス・ウェブページが役立つし、僕はこれらを利用した。

通勤時間を考える

通勤時間というと、自分の家の最寄駅から会社の最寄り駅を考える人もいるが、大事なのはドアツードア(家を出てから、職場の部署に入るまで)での通勤時間である。 これを計算する上で一番便利なのはGoogleMapsである。これは家から会社のビルまでの通勤時間を計算することができる。ただし、エレベーターにたどり着いて、そこから部署のある階にたどり着くまでを計算することはできないので注意する。

通勤時間を計算する上で気をつける項目は以下である

  • 自分の通勤する時間帯に走る便に気をつける
    • 例えば、京浜東北の快速は10:00-15:00でしか走っていない
  • 自分の使う路線のホームの位置を確認する
    • 大きい駅(渋谷駅、東京駅 etc...)では路線によってホームの位置が大きく異なる
    • 例えば、東京駅の丸の内線ホームは八重洲口まで距離があるし、武蔵小杉は横須賀線のホームが他のJR線から離れた位置にある
  • 降りる駅の選択肢は一つではない
    • 例えば、渋谷駅から徒歩5分、表参道駅から徒歩10分だとすると、渋谷駅まで乗車時間10分の駅と表参道駅まで5分の駅はほぼ同じ通勤条件になる
  • バスという選択肢もある

ちなみにHOME'sやSUUMOで計算される通勤時間は余りあてにならないと思っている。 HOME'sでは「A駅はB駅まで20分圏内ではないと表示されるが、詳しく調べると、ある時間帯・路線では18分で移動可能である」ということがあった。

2. 相場観をつかむ

まずはじめにSUUMOやHOME'sを活用して、自分の引越し先の相場観をつかむ。 相場観というのは「どの程度の賃料で、どの程度の条件の物件があるのか」といった感覚のことである。 それを知ることで物件の良し悪しを評価できるようになる。

suumo.jp

www.homes.co.jp

例えば、僕は最初以下の様な条件で探していた。

  1. バス・トイレ別(B・T別)
  2. 洗濯機中置き
  3. エアコン付き
  4. キッチンにまな板スペースがある
  5. 二口コンロ
  6. 洋室
  7. 都市ガス
  8. ドアツードアでの通勤時間が20分以内かつ乗り換え不要
  9. オートロック
  10. 南向き
  11. 築30年以内
  12. 家賃~8.0万

これで見つかる物件はほぼ0に近い。 見つかったとしたら、おとり物件か、本当の奇跡だろう(今すぐ申し込むべきだ)。

ここで、この条件を満たす物件の価値がいかに高いかを知ることができる。 ここから徐々に条件を落としていって、相場観をつかんでいく。

3. 部屋を探す

2.の段階で良い物件が見つかったら、不動産に問い合わせて実際に内見しに行く。 申し込み方は、以下の記事のやり方が良いのではないかと思う。

blog.shibayu36.org

僕は、一般的な不動産に問い合わせるのではなく、ietty(イエッティ)というネット不動産を使った。

ietty.me

iettyの優れているところは、「ネット不動産」というだけあって、インターネット上でやり取りするための仕組みが充実している点である。

一般的な不動産と比較すると、

  1. 夜遅く(23:00)まで対応してくれる
  2. チャットベースでやり取りでき、条件指定などの仕組みや、紹介された物件を一覧する仕組みがビルトインされていて使いやすい

という点で優れる。

また、SUUMOやHOME'sと比較すると

  1. 人間を介して紹介されるので、物件の条件を細かく指定できる
  2. 例:「まな板スペースがある賃貸物件」など、SUUMOやHOME'sの検索条件にはない項目を指定できる
  3. 掲載されていない情報まで細かく聞ける
  4. 例えば、間取り写真に方角が載っていない時に方角を聞いたり、写真が不足しているときに追加リクエストしたりできる

という点で優れる。

また、僕がiettyを最も評価している点はその誠実さである。 不動産界隈ではおとり物件に代表されるように、少し卑怯な客寄せ方法が横行している。 その点、iettyは物件の掲載が終了すると、すぐに終了している旨を教えてくれたりするので安心して利用できる。

内見

不動産とのやり取りを終えて、物件の目星がついたら部屋の内見を行う。 内見を行う際に気をつけたいポイントは以下

家の中

  • 余すところなく写真を撮る
  • 余すところなく採寸する
  • 特に冷蔵庫・洗濯機を置く位置
  • 収納数と各収納の大きさ
  • 壁の薄さ
  • 床の硬さ
  • 床が柔らかい = 上の階の部屋の足音が響きづらい
  • コンセント・窓・収納・エアコンの位置
  • エアコンの型
  • お湯の温度は変更できるか
  • 洗濯機のパンはあるか
  • 靴箱
  • 暖房便座
  • シンクの形状*1
  • トイレや風呂に乾燥機 or 窓はあるか
  • 陽の光の入り具合

家の外

  • 自転車置場
  • ゴミ出しはスペース(いつでも出せるかどうか)
  • エレベーターの位置(近くはうるさい)
  • 階段の足音(響いてうるさいときがある)
  • 周辺の雰囲気(汚くないか、うるさくないか)
  • 最寄り駅の駐輪場の位置
  • 坂の有無
  • 最寄り駅までの信号の数

nomad

nomad-a.jp

仲介手数料無料を売りにしたネット不動産。 部屋探し終盤に知り合いから紹介されたため余り使っていないが、物件のデータベースが少し貧弱な印象を受けた。(推薦されてくる物件数が少ない) SUUMOやHOME'sから「持ち込み」することもできるので、そちらを使うことが前提なのかもしれない。

4. 契約

契約までの流れは以下のとおり

内見 → 審査 → 契約

内見して即契約というわけにはいかず、契約前に「審査」がある。(ない場合もある) 何を審査するかというと、賃借人と保証人の支払い能力を審査する。 要するに、家賃をきちんと払ってくれるのかどうかということである。 一般に、年分の家賃が年収の3分の1を下回っていれば良いとかなんとか。

初期費用

初期費用には5ヶ月分の賃料が必要だと言われている。 一般的に初期費用として計算される金額は以下の様なものがある.

  • 賃料(2ヶ月分)
    • 1ヶ月目については,日割り計算になることが多い
  • 敷金・礼金
    • 物件によっては敷金・礼金が0になる
  • 仲介手数料
    • 不動産会社によっては仲介手数料半額で受けつけてくれる
    • 不動産側の収入はこれがメインなので,「全額無料」とうたう会社は怪しい
  • 保証会社代
    • 保証人を建てられれば不要
    • 保証会社の利用を条件とする物件も多い
    • 保証会社を利用した場合に敷金が0になる,といった物件もある

その他、ほぼ必須で必要となる出費

  • 火災保険料
  • 鍵交換代
    • 鍵交換が必須の物件は多い
    • 必須なのに賃借人が費用負担するというのは違和感があるが...
  • 引越し代
  • シーリング料
    • シーリングを自分で購入しなければいけない物件は多い

引越前・後にしたこと

基本的には以下の記事を参考にした。

hikkosi-hack.com

これに加えて「インターネットプロバイダ契約」と「電気会社の選定」をした

インターネットプロバイダ契約

価格.comが最高に参考になる。

kakaku.com

僕はキャッシュバックの料金等を考慮して,月額が最も低くなるSo-netと契約することにした。 So-netと契約するにあたって、気をつけておきたいと思った点は以下のとおり。

  • 価格.comのキャッシュバックにも違約金がある
    • 一定期間内にSo-netを解約すると違約金が要求される
  • 工事費無料 = 毎月の分割払い分が無料
    • 工事費は30ヶ月分割払い
    • 30ヶ月以内に解約すると、残り分を払わなければならない
  • 利用開始日 = 工事日
    • インターネット経由でパケットを受け取った日ではない
    • 僕のプランだけかもしれない
  • 初月無料 = 利用開始月の月額が無料
    • なので,各月の1日の午前に工事を行うのが一番お得
  • 工事には立会が必要
  • 土日の工事は+2000円(ここは無料にならない)
  • 管理会社 or 大家とは事前に連絡をとること

インターネットの開通は、だいたい申し込みから1ヶ月かかるので、人権(インターネット)をなくしたくない人は早めに動くことをおすすめする。

間に合わなかった場合は、Try WiMAXを活用するといい。 10~12日くらいはこれでしのげる。

www.uqwimax.jp

とはいえ3日間で3GB制限というのは予想以上にキツかった。速度は申し分ないのだが。 なんにしろ早めにプロバイダと契約することをおすすめする。

電気会社の選定

電力自由化の実施にあたり、2016年4月から電力会社の選択肢が広がる。 いろいろ調べていると、一人暮らしであれば東電以外と契約したほうがオトクそうな感じ。

これに関してはエネチェンジが最高に参考になる。

enechange.jp

僕は東京ガスと契約することにした。

ちなみに来年からは都市ガスの自由化も始まるらしいです。

都市ガス小売自由化とは?-制度をわかりやすく説明します

その他の知見とか

保証会社

保証会社とは、単純に言ってしまえば保証人を肩代わりしてくれる会社のことである。 保証会社のほうが、保証人よりも信用度は高いようで、大家さんとしては保証会社を利用してくれるほうが嬉しいらしい。 なので、物件によっては保証会社を使うと敷礼金が減るということもある。 保証会社にかかる費用は、自分が見た感じだと賃料の4〜10割 + 2年おきの更新料。

家賃交渉できるの?

繁忙期はほぼムリだと思った. 内見したうち,一件だけ3000円下げてくれるところがあったけど.

その他

  • 不動産は家賃の1ヶ月以上を仲介手数料として請求することはできない(法律で決まっている)
  • 不動産会社しかアクセス出来ない巨大物件データベースがある
    • SUUMOやHOME'sはそこにのっている情報の一部が載っていると思ったらいい
  • おとり物件はSUUMOよりHOME'sのほうが少ない
    • SUUMOは掲載日を変更することが容易いとかなんとか
  • 掲載から2週間以上経っている物件は大概おとり
    • 実際iettyで確認しながら進めていると、SUUMOやHOME'sの半分以上の物件は終了済みだった
    • 単純に掲載を取り下げ忘れているという場合もある

所感

部屋の良し悪しを決める変数は予想以上に多いと実感。 そして、賃料を気にしなくてもいいくらいの財力が欲しいと思った。

参考

いろいろと参考にさせていただきました。 ありがとうございました。

賃貸&引越し知見まとめ

賃貸探しの知見とか(+3行まとめ)

一応

一応...ね

www.amazon.co.jp

食べログとGoogleマイマップで,おいしい飲食店マップを作る

引っ越したので,外食エクスペリエンス向上のためにおいしい飲食店マップを作る。

食べログ使えばいいんでないの?

食べログはもとから地図ベースで飲食店を探す方法を提供している。

だけど、モバイルからランキングベースで見るにはプレミアム会員になる必要がある。 基本的に地図ベースで見たい時というのは、外にいて「近くにおいしい店ないかな〜」というときなので、モバイルから見れないのは困る。というかそれがわかっていてプレミアム会員限定にしてるんだろうけど。やるじゃん食べログ

一応,別の手段もある。食べログには「行った・行きたい」お店を登録しておく機能がある。それに関してはモバイルからも地図ベースで見ることができる。 じゃあ「PCからランキング検索して,ひたすら「行った・行きたい」ボタンを押せばいいんじゃないか」となるかというとそうでもない。なぜなら面倒くさいから。

ということで僕はGoogleスプレッドシートとマイマップを活用して地図を作ることにした。

※ 一応,マイマップにインポートするからこそできることっていうのもあるし、実際便利です

食べログランキングからおいしい飲食店マップを作る

地図作成のざっくりとした流れは

  1. Googleスプレッドシート食べログランキング情報をインポートする
  2. Googleマイマップにスプレッドシートの情報をインポートする

という感じ。

1. Googleスプレッドシート食べログランキング情報をインポートする

IMPORTXML関数を駆使して食べログのランキングをスクレイピングする。
で、できたのがこれ。

さらにこれを加工する。
GoogleマイマップはIMPORTXMLなど動的に値を取得する系の関数があるとうまくインポートしてくれないので、これを値だけコピーしたシートを作る。

2. Google マイマップにスプレッドシートの情報をインポートする

手順省略(簡単なので)

できたのはこんな感じ

f:id:saku_na63:20160320164504p:plain

マイマップの良い・残念なところ

良いところ

マーカの色分けがカスタマイズできる

ジャンルや評価の値別にマーカの色を分けることができる。
上の画像では評価値別にマーカの色をわけている。
食べログの地図も評価値別に色をわけてくれるけど,僕は色弱なので見分けづらくて困っていた。
Googleマイマップはわりと色相や明度がくっきりわかれるので助かっている。

レイヤを分けられる

僕は手間だからやっていないけれど、レイヤ別にインポートすると、特定のレイヤのお店だけを表示することができる。
例えば、ジャンル別にレイヤを作ってラーメン屋だけを表示するとか、評価別にレイヤを作って一定評価のお店だけを表示するとか。
営業日別にレイヤを作るのも便利かもしれない。

残念なところ

モバイル版ではURLがリンクされない

マイマップのアプリから食べログのアプリを起動できるよう,食べログのURLを登録してあるのだけど、モバイル版ではURLからリンクを貼ってくれない。
ここだけ残念。PC版ではリンクされるので、今後改善されることを願う。

f:id:saku_na63:20160320164656p:plain

参考

Google Spreadsheetで効率的に物件を探す - hitode909の日記

gnuplotで値域の小さい離散値のヒートマップを書く

こういうやつを書きます

f:id:saku_na63:20151223104813p:plain

まず単一のヒートマップを書きましょう.

set datafile separator "\t"
plot 'mat1.tsv' matrix rowheaders columnheaders using 1:2:3 with image

mat1.tsvの中身はこんな感じ

 あ い う
a   1   2   3
b   2   1   3
c   0   1   0

こんなやつが書けるはずです.

f:id:saku_na63:20151223102349p:plain

x軸のラベルが文字化けしているので直します

set terminal aqua font "HiraKakuPro-W3, 11"

ヒラギノが使えるかどうかは各自の環境によります. gnuplotで扱えるフォントの環境設定は以下を参考にしました.

gnuplotのインストールと設定 | monkeying11

f:id:saku_na63:20151223102356p:plain

配色がキモいのと,0,1,2,3の4つの値しかないのにカラーバーが連続していて無駄なので直します.

set palette maxcolors 4
set palette defined (0 '#ffffff', 1 '#bbbbbb', 2 '#999999', 3 '#666666')

f:id:saku_na63:20151223102415p:plain

目盛の値を0,1,2,3にするのと,目盛の位置を各色の中央に持っていきます

set cbtics -0.325, 0.75 # -0.325の位置(画面には描画されない)から0.75間隔で目盛を置く
set cbtics scale 0 # 目盛のちょんちょんを消す
set cbtics ('0' 0.425, '1' 1.175, '2' 1.925, '3' 2.675) #J, '4' 3.6) # 目盛の値を書き換える

良さ気

f:id:saku_na63:20151223102633p:plain

これを並べるにはmultiplotを使います. 普通にmultiplotするとこんな感じになります.(違う値のグラフを並べていることに注意)

set terminal aqua font "HiraKakuPro-W3, 11"
set multiplot layout 1,2
set datafile separator "\t"

##### draw left heatmap
set palette maxcolors 4
set palette defined (0 '#ffffff', 1 '#bbbbbb', 2 '#999999', 3 '#666666')

set cbtics -0.325, 0.75
set cbtics scale 0
set cbtics ('0' 0.425, '1' 1.175, '2' 1.925, '3' 2.675) #J, '4' 3.6)

plot 'mat1.tsv' matrix rowheaders columnheaders using 1:2:3 with image

###### draw right heatmap
set palette maxcolors 5
set palette defined (0 '#ffffff', 1 '#bbbbbb', 2 '#999999', 3 '#666666', 4 '#000000')

set cbtics -0.4, 0.8
set cbtics ('0' 0.4, '1' 1.2, '2' 2.0, '3' 2.8, '4' 3.6)

plot 'mat2.tsv' matrix rowheaders columnheaders using 1:2:3 with image

f:id:saku_na63:20151223103406p:plain

わかりやすいように丸で囲ってるんですが,なぜかplotコマンドの引数が出てきちゃってるので消します.

unset key

なぜkeyとして引数が出るのかは謎,非常にわかりずらい.

f:id:saku_na63:20151223103646p:plain

左のグラフのカラーバーと,右のグラフの縦軸のラベルは無駄なので消します.

##### draw left heatmap
〜中略〜
unset colorbox
〜中略〜
###### draw right heatmap
〜中略〜
set colorbox
unset ytics
〜中略〜

左側のグラフを書くときに設定した内容が右側のグラフを書くときにも引き継がれてしまうので,右側のグラフを書くときにset colorboxで改めてカラーボックスを表示するように設定します. こうなる

f:id:saku_na63:20151223104109p:plain

わかりづらいんですけど,左側のグラフの横幅が大きくなっています. gnuplotは横軸いっぱいに描画しようとするので,カラーボックスを消したぶん広がっちゃってるわけですね. これをゴリゴリいじります.

##### draw left heatmap
〜中略〜
set size 0.20,1
set origin 0.28,0
〜中略〜
###### draw right heatmap
〜中略〜
set size 0.24,1
set origin 0.47,0
〜中略〜

f:id:saku_na63:20151223104351p:plain

カラーボックスが細すぎるのでさらにいじる

set colorbox user size .03,.922 origin .65,.056
set size 0.18,1 # カラーボックスをいじると,サイズが変わってしまうのでごちゃごちゃする

f:id:saku_na63:20151223104813p:plain

最終的なコードの全体

set terminal aqua font "HiraKakuPro-W3, 11"
set multiplot layout 1,2
unset key

##### draw left heatmap
set palette maxcolors 4
set palette defined (0 '#ffffff', 1 '#bbbbbb', 2 '#999999', 3 '#666666')

set cbtics -0.325, 0.75
set cbtics scale 0
set cbtics ('0' 0.425, '1' 1.175, '2' 1.925, '3' 2.675) #J, '4' 3.6)

unset colorbox

set size 0.20,1
set origin 0.28,0
set datafile separator "\t"
plot 'mat1.tsv' matrix rowheaders columnheaders using 1:2:3 with image

##### draw right heatmap

set palette maxcolors 5
set palette defined (0 '#ffffff', 1 '#bbbbbb', 2 '#999999', 3 '#666666', 4 '#000000')

set cbtics -0.4, 0.8
set cbtics ('0' 0.4, '1' 1.2, '2' 2.0, '3' 2.8, '4' 3.6)

set colorbox

unset ytics
set colorbox user size .03,.922 origin .65,.056
set size 0.18,1
set origin 0.47,0
plot 'mat2.tsv' matrix rowheaders columnheaders using 1:2:3 with image

unset multiplot

おしまい